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B級コラム上から更新順
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海をなめるといけない話あなたが「おっとろしかったこと」というお題で、第6回国勢釣査を実施したところ、水難関係が占めるかと思いきや、なんと恐いではなく怖い話が多かったようです(笑)たしかにそれはそれで…背筋も凍るという話がありますが(そのうちして上げる〜ふふふ)身の危険という恐ろしさからは遠いと思います。まぁ私のサイトにアクセスする方は波止釣りの人が主体なので、海の怖さを如実に感じた人は少ないかも知れません。だからといって海をなめてはいけません。やはり海難事故というのは毎年ありますし、それもいたって平凡な釣人が出会うものなのです。ちょっと私の経験談を交えてお話ししたいと思います。
日本海は高浜和田のお話もうずいぶん前になりますが、ちゃりこと二人で若狭の和田と云うところへ出かけたことがあります。港内が現在の姿に改修する以前のことです。ここは手頃な波止釣りの場として人気があり、当時は養殖筏が港内に掛けられていましたから、こぼれエサを目当てに集まってくるチヌもよく釣られていました。さて当日は太平洋方面で台風が発生したとのことで朝から雨が降り、釣り人の姿などどこにも見かけません。「あかんなぁ」と話しつつ車を走らせていると、空に明るい切れ目が見え心なしか風雨が弱まっています。 ここはかなり高い防潮堤に囲まれていますから、外洋のうねりは入ってきません。当時は車を乗り入れできたので、中途で降りてから荷物を持って先端近くまで二人で移動しました。沖向きは高い防潮堤を越してテトラになります。こんな日は内向きの港内側でしかやれません。
尾鷲湾沖の寺島のお話
さて渡船から上がるときに前面にそびえる磯を見ると、中腹まで濡れた後があります。つまりそこまでうねりが上がったと云うことです。高さにして7、8mぐらいでしょうか、大きいうねりの後です。それまでさんざん怖い目にあっていましたから、私は濡れた岩場より少し上の高台に釣り座を取りました。このぐらいの高さになると屋上から釣りをするようなもので、メリットといえばウキがよく飛ぶことぐらい〜まるで面白くありません。若い人達はさすがにフットワークがいいので、もっと下の方に釣り座を取り、わいわいと釣り始めています。海は凪いでいます。しかしうねりは100回に1回中波、1000回に1回大波が来ると云われています。確かにその通りで、凪日和にも関わらず慌てた経験は何回もあり、骨身に沁みています。
恐いと危険は違う…磯では恐い思いをした想い出はたくさんあります。書き始めると切りがないくらいです。そういう意味では、波止で恐かったことなどあまりありません。磯は外洋に直接面しています。波止のように波浪を遮断するものはありませんから、直接海の波浪と対峙するわけです。しかし私は波止の方が危険だと思っています。磯は初心者といえども、すぐに自然の力というものを教訓的に覚えます。渡船屋は荒れると思ったら、まず船を出しません。少なくともプロの方が釣人より海に対しては慎重です。まっとうな釣人でしたら、安全装備も一通り揃えます。ですから傍目で見るよりは安全なのです。むしろ本当に危険なのは波止釣りです。 波止は足場が比較的安全、外洋のうねりが入らないと云うだけでやはり海です。ルールを守らないとかえって危険です。特に立ち入り禁止になっている所、それも足場の悪いところで、毎年何人もの釣人が死亡事故を起こしています。その殆どが夜釣りです。落ちたらまず誰も気づきませんし、はい上がろうにもつかめる所がなく、垂直護岸ならまず上れません。当然ライフジャケットなど着けていませんから、潮の速いところならそのままお陀仏です。
怖く感じないから危険ではないという考え方は捨てましょう。恐いと危険は違うということを、呉々も肝に銘じておいて下さい。釣り場の多い地方では「釣りの事故よりも、釣りから帰る途中の居眠り運転の死亡事故が多い」といわれています。危険とは目に見えるようなものではなく、釣りへの妄執や心の中の油断が生み出すものだと思います。くれぐれも皆さんお気をつけて下さい。今日は固いお話でした。
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