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B級コラム上から更新順
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横綱決戦!チヌ対グレ釣りのベテランになると、好みの釣り方というのがたいてい固まっている。ウキ釣り、投げ釣り、落とし込み、ルアー、渓流釣りなど様々な分野で一喜一憂している。釣り方が固まるというのは対象魚も決まっていると云うことだ。むしろ対象魚が固定してきて、それに合わせる釣り方になるとした方が正解かも知れない。まぁ大抵の釣り人ならば「年中同じ魚ばかりで飽きないのかしら?馬鹿!」と家人を呆れさせているものだ。 ほとんどの釣り人は食べる方も魚好きだから、釣りの対象魚の資格は、姿、引き、ゲーム性、味、数ということになる。この数というのが大事で、いくら面白い魚でも、四万十川の赤目や北海道のイトウのように、天文学的確率でないと出会えないというようでは、庶民が喜ぶ釣りの好対象魚とはいえない。
「そら、ごっつう綺麗んや。水の中からきらきらと出てくるんや。川の宝石というやろ、まさにそれやな。魚がこないにきれいなもんやとは思わなんだわ(`◇´)/」 感性豊かなデザイナーらしい言葉ではある。爾来、はまり続けて二十有余年、釣りはまさに悪魔の趣味である。恐ろしい… 人生いろいろ、釣りもそれぞれ、人の好きな釣り、魚に上下優劣の比較をつける気はまったくない。が、自分の釣りを固めていく上で、対象魚を洞察することも必要なことだろう。今日は上物釣りの二大魚種チヌとグレを考えてみよう。 自分自身はチヌ釣りもグレ釣りも好きである。いずれもゲーム性が高くて、頭のトレーニングになるし、何より余人より釣果を上げるためには、腕前が要求されるからである。負けず嫌いだから回りが釣っていないときに、そこそこ釣ったりすると「うふふ♪腕よ腕!」などと器量の狭いところをひらけさせてしまう〜お恥ずかしい次第である。しかしチヌもグレも磯釣りでしかやらない。波止はメバル・スズキ狙いである。「上物釣りはやはり磯で」という変な思いこみがある。もっとも落とし込みや紀州釣りにはまっていたときは、結構通ったりしたけれども〜ははは。 さてチヌとグレ、釣りの対象魚としても魅力を探ってみると… パワー
姿かたち
チヌと同じく釣れる場所でグレの体色も大きく変化する。茶グレというような居着きの大物もいるが、一般的には深い蒼だ。中には本当に綺麗なマリンブルーで熱帯魚を彷彿とさせるようなものもいる。シルエットとしては基本的にはヒレのトゲが小さく、チヌのように威嚇するようなイメージはない。が尾長グレは尾びれが素晴らしく発達していて力感がある。まぁ、この段はチヌの勝ちといっていいだろう。 ゲーム性う〜ん、どちらもゲーム性は非常に高くて面白い。いずれもそれなりの釣果を得ようとすれば、経験と技・洞察が必要とされるはず。しかしゲームの組み立ては大きく異なる。グレは磯魚だから、時期によって回遊することもあるが、基本的にはその磯に住み着いている魚である。だから鈎に掛けるには、潮を読み底から引き出す技が要求される。チヌは反対に小回遊している魚である。だから基本的にはその回遊に足止めを懸ける釣りといってもいい。どちらもコマセがよくきく魚だが、浮かせるグレ釣りと呼び寄せるチヌ釣りといった違いもある。 グレ釣りはフカセ釣りが本流だが、チヌ釣りにはフカセ・団子・落とし込み・ブッコミなど釣り方のジャンルを問わない面白さもある。甲乙付けがたいゲーム性といえよう。余談だが「チヌはずる賢いから云々」などという人もいるが、愚見を言わせていただくと、馬鹿な釣り人はいても賢い魚などいない。魚を擬人化するのは一見深遠に見えるが、結局は釣りのゲーム性をスポイルすることに他ならないと思う。 数どちらもうじゃうじゃ居る。だからこそ釣りの好対象魚となったわけだ。ただチヌが放流?などの効果もあり、毎年、数・型ともに釣り人を満足させてくれているに対して、グレの大型は減り続けている。離島遠征でも60オーバーが珍しくなりつつあるように、明らかに乱獲が原因だ。マキエにウブなこっぱグレを100匹釣っても自慢にはならない。グレは棲み着く魚だから釣りきるとダメになる。魚族保護のために、産卵時分は禁漁にするなどの工夫が必要な時期かも知れない。 味覚あちこちで書いているので、もう書き足すこともないけれど、旬の時期ならば魚はそれなりに皆旨い。がチヌ・グレとも市場での評価は低い。立派な年なしチヌに一尾五百円などという値がついていると悲しくなってしまう。チヌは本来水っぽい魚なので、よく塩を利かせ、水気を飛ばすような上手な塩焼きをするとか、生で食するなら昆布締めにするなど工夫が必要だ。料理上手ならチヌもグレも美味しくいただけるはず。 愛すべき好敵手
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