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全国釣り場巡り |
長崎県男女群島磯釣りといえば、行き着く所は長崎県男女群島ですね。巨グレや石鯛の数釣り、九絵の宝庫として知られています。高速渡船が就航するようになった近年は釣り荒れたと云われていますが、まだまだ魚影は濃いようです。 一口GUIDE 男女群島は福江島の南南西約60kmにあり、主な島は5つで、全島が溶結凝灰岩からなり、総面積は4.75km2、最高峰は女島の海抜283mである。海岸線には断崖をめぐらし、柱状節理が発達している。男島と女島では山中に森林がある。その主木は、タブノキ・ヤブニッケイ・ショウベンノキで、林下にはオオタニワタリ・クワズイモ・アオノクマタケラン・オオイワヒトデ等が密生する。海岸近くにはマルバニッケイ(北限地)の群落がある。植物相は南方系植物を含みながらも、裸子植物、ブナ科・ツツジ科・ハイノキ科を欠き、キク科・マメ科・ラン科が貧弱な島嶼型の特徴を持つ。動物相においては、ザウテルヘビの日本唯一の生息地であり、陸産無脊椎動物に固有種がいる。鳥類には、カツオドリ、アカコッコ、アカヒゲなど南方系がおり、オオミズナギドリが高密度に営巣しているなど、自然を維持する数少ない地域の一つとして学術上貴重である。島全体が指定区域となっており、鳥獣の捕獲、植物の採集はもとより、島への上陸も許可なしにはできない。なお男女群島は国指定の天然記念物に指定されている。※長崎県福江市観光協会HP
今回は、2002〜03年にわたって遠征された山口県在住のせいいちさんのレポートをまとめて紹介させていただきます。 南シナ海せいいちが往く 2002.5.17/18男女群島とは 肥前鳥島とは 今回の釣行で準備したものをまとめてみた。
松浦港を出港(1日目1時30分ごろ)
男女群島に到着(1日目6時30分ごろ)
独り寂しく(1日目7時30分ごろ)
師匠のもとへ(1日目9時00分ごろ) 師匠ヒラゴを釣る(1日目11時30分ごろ)
1分ほどで竿を曲げ「尾長じゃ〜!!・・・違う、これは・・・ヒラマサじゃ〜!!」おお、師匠の「がまかつグレ遠征スペシャル2号」が大きく曲がっている(写真5)。竿を置いて師匠のもとへ。北側に頭を出してみると、、、見えてきた、ヒラマサの魚体。師匠は寄せる。ヒラゴは走る、ハナレの向こう側に!「師匠!擦れる!」私が言うのとハリスが切れるのがほぼ同時だった。師匠無念のバラシ。師匠鼻息荒く「絶対釣ったる!!!!!」3分後には再び竿を曲げていた。慎重に寄せて私がタモ入れ、フィニッシュ!さすが師匠。いいな〜ヒラゴ!釣りたいな〜。よほど羨ましそうな目で見ていたのだろう。師匠が「さっき言ったとおりにしたら釣れるけぇ、釣ってみ!」と優しい一言。お、ウキがススッと入りましたな。アワセ。乗った!おおっ、よぉ走りますな!。まずは一本。続いてもう一本。やったぜ師匠、ありがとう 瀬渡し船の見まわり(1日目12時00分ごろ)
1日目納竿(1日目15時30分ごろ)
肥前鳥島(1日目17時00分ごろ)
日が落ちて際狙いに切り替える。玉網の枠につける長いケミホタルを装着したが、目がケミホタルの光に行ってしまい、浮かせた魚が見えなくなるという本末転倒の結果に。また、PEラインがダマになるトラブルが2回あったため、道糸は昼間使っていた4号のナイロンに戻す。後ろから煌々とライトを照らす密漁船(結局夜明けまでずっと照らしっぱなしだった)。師匠は「明かりがあると尾長が出んのんじゃあ」とやや不機嫌。本当に尾長は出ず、地グロのアタリも散発的になった22時ごろ磯の上で皆が仮眠に入る。座った姿勢で2時間ほど眠っただろうか、波をかぶる。寒い。眠れない。タバコを吸う。場所を変える。やはり眠れない。寒い。タバコを吸う。後ろから私を照らすキャップライトの光。師匠だ。「何しよるんか・・・そりゃあ、中から温めんと駄目じゃ」コーヒーを入れてくれる師匠。しばらくゆっくりして釣り再開。 朝マヅメ2日目05時30分ごろ)海に色がつき始める。同時に風が吹きはじめ、バッカンも潮をかぶりオキアミも水浸し。杓で掬うのももどかしく手で直接つかみ、ぱらぱらと切れ間なく撒く。明るくなった海面から、電気ウキがシモってゆく。まだだ、まだアワせない。ウキがさらに加速し、見えなくなりかけたところで小さくアワセ。・・・乗った!・・・これは今までと違う、大きいか?下へゴンゴンと突っ込んで行くが、糸は出さない。グレの魚影が見えてきた。そう大きくはないが色が違う。茶色い。尾長か!?。はやる気持ちを抑えてタモを手にする。水面に浮いたグレが猛烈な勢いで水中へ潜った。「竿を立てい。伸されてしまうがぇ」と師匠。タモを地に置き、今一度格闘。そしてタモ入れ。竿を股に挟み、ずっしりと重い玉の柄を手繰る。尾長だ。鈎はタモを入れた後に折れてしまっていた。 納竿(2日目07時30分ごろ)
釣果を食す(2日目21時00分ごろ)
心地よい疲れ…
炎の男女群島〜西磯編〜 2003.12.28遠征から帰り、なんとなく腑抜け状態になってしまっているうちに二月も半ばを過ぎようとしている。僕は元来釣り天狗となって自分の釣果を自慢したい、釣れなかった事はなるべく隠しておきたい(少し笑いが取れそうなら話そうかと思っている)、そんなタイプなのだが、今回はちょっと酷過ぎた。釣果その他各所に反省すべき点があり、自分の中でなかなか笑い話にできなかった。『イラストも付けよう』などと思っているうちに延び延びになってしまった。笑魚さんに「釣行記はどうした」と叱られるに至り、遅くなったが「新春初笑い企画」を立ち上げようと思う。始めに断わっておくが、今回はオチに至るまでのフリが長くなると思う。また、話し言葉(そして山口弁)主体で読者の方には読み辛いかもしれない。しかし、これが精一杯〜お許しください。話は12月初旬に遡ります。 男女釣行に向け話す二人「師匠、今回は冬なので、やっぱり防寒着を買おうと思います」 昼休み「・・・なかなかイイんじゃないですか?」
12月中旬〜嫁さんと家族会議「今度の男女群島釣行・・・大きいリールが欲しいから、(そうとう遠慮しながら)三万円貰えん?」 12月28日夕方〜長崎県に突入「今の釣具屋で1000円も使ってしまいましたぁ」
「・・・実はガスバーナーも調子が悪うてな」 目的地に到着・夕食後「ふぅ、食ったな。さて、釣行費用を徴収するぞ。せいいち、お前は5万7千円じゃ」 2002年12月28日夜、出船2002年12月30日未明(5時位)〜男女群島西磯へ渡礁〜「師匠〜波が結構ありますね(>_<)ゞ!どこをどう釣っていいものか分かりません〜」 「・・・で師匠、釣らないんで?」
動転した人間に冷静な判断はできません。『とりあえず火を付ければエエやろ』火花を飛ばすスイッチを押しました。が、これが過ちであったことにすぐ気付きました。『ゴオオオオッ!』ガスバーナーから出る炎、ほら昔の家庭用ガスコンロには取り入れる空気の量を調整するツマミがあったでしょう?その『空気が足りない(つまりガスが多過ぎる)』炎、普通は青く燃えているはずなのにオレンジ色の大きな炎が音を立てて辺りを激しく照らし出しました。 言い訳にもならんですが家のガスコンロは勿論、鍋料理をするときのコンロ、ひいてはキャンプ用のツーバーナーまで、たいていのガス器具は手懐けたつもりでした。ただ、このワンバーナーというのだけ使ったことが無かったのです。後になってガス量を調整するツマミが『全閉』になっていなければならないのに『全開』になっていた(展示品だったのでおそらく誰かが開けたままにしていたのでしょう)ことが分かりましたが、その時は知る由もありません。弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、せいいちもバーナーの使い方を誤る。炎はバーナーを丸く囲んでボンベにもあたっています。手が熱い!ボンベが熱せられるものだから炎の大きくなることといったら・・・ばっ、爆発しないでくれぇ!(ここまで3秒)
「うげぇっもう堪忍して〜!」 ここでの主な釣果/イスズミ・オキナヒメジ
肥前鳥島せいいちが往く 2003.5.23/24
行きの船中は、のんびりしたものだった。南東の風が吹いており、明日は時化ると言われるのが信じられないほどの凪の海をゆっくりと進んでゆく。鳥島は磯割りが当番制であり、17時から翌17時までと決まっている。正午に出船し5時間、早く着いても釣りはできない。五島列島を過ぎるとぐるり一周、水平線となる。磯付けのときに船長が操舵する船のてっぺんに登ると、とても良い気分だ。 予定通り17時に鳥島に到着。南岩に渡り、三人が昨年と同様の位置に釣り座を構える。中岩を左手に、左から師匠、僕、上司の順番で、順に釣り座が高くなってゆく。師匠が早速何か魚を掛けたが、すぐにバラした。今回の私の仕掛けは中通しの磯竿3号、レバー付きリール5000番(8000番の深溝スプール)に道糸6号200メートル、3Bの電気円錐ウキ、ハリス8号をちょっと長めに6mとしていた。中岩との水道を潮が右側にびゅんびゅん通っている。 3Bの錘をサルカンの上につけて仕掛けを投げ、道糸を張ったり緩めたりしながら様子を見る。さすがに道糸とハリスの重みに耐え切れずウキが沈んでしまうので2Bのガン玉に換える。潮が引っ張るのかそれでもウキが潜ってゆく感じがしたが、良しとした。仕掛け調整の途中に、道糸がパラパラと出て行くので向こうアワセ。ラッキー!!不幸なグレだ。難なく寄せたまでは良かったが、ハリスが長すぎた。道糸を一杯に巻いて、ちょうどグレが水面に出る。いざタモを入れようとすると釣り座が高くて海面に少し届かない。釣り座は狭くて移動できない。ひざを曲げてタモが入るとグレが沈んで突っ込んでゆく・・・この不毛なタモ入れを数度繰り返したがどうしても上手くいかないので諦め、師匠にタモ入れをお願いした。40センチくらいの尾長だった。 尾長が飛び出して餌を咥えたこの仕掛けを切るのはセオリーに反すると抵抗があったが、このままではどうにも取り込むことができないので50センチほどハリスを切り、ウキ止めを上げる。日が暮れて潮の流れは少し緩くなった。仕掛けを正面に投げ、右前の方向に流す。ウキにアタリは出るのだが喰いが渋く、3人とも苦戦していた。僕は先ほど尾長が飛びついた場面をイメージしながら、向こうアワセに徹することにした。 仕掛けを遠めに入れ、少し待つ。ゆっくり引き戻す。少し流したら次に流した分だけ道糸を出すが中通し竿に太い道糸の泣き所、スムースに出てはくれないので穂先を海面に浸けて振り、1メートルほど出す。スプールを押さえたら道糸が直線になるようにし、基本的には張りを意識しながら少し弛ませたりして流す。このとき僕は世紀の大発見をしてしまった。実践している人には大したこと無いことなのかも知れないが、劇的にアタリが取りやすくなったので書かせていただく。 それは、アタリを待つ間の「道糸の押さえ方」である。今まで僕はTVで名人達がしているように、人差し指でスプールリングを押さえていた。これだと僕が器用でないせいもあるのだろうが、竿を持つ手がとても疲れてしまうのである。腱が攣るような痛みに耐え、耐え切れないときには竿を持たないほうの手でアシストし、時には竿を落としそうになりながら、必死に押さえていたんである。はっきり言って「アタリが・・・」というレベルではなかった。「丁度良い押さえ」の力を遥に超えた力で、しっかりと押さえつけていた訳だ。アタリは取りづらく、何より精神衛生上良いものではなかった。集中力が続かない。 さて、それでは今回どうしたらアタリが取りやすくなったのかと言うと、「スプールリングを押さえる」のではなく「レバーブレーキの所に置いた人差し指に、道糸を引っ掛けておく」だけだったのである。軽く挟んでおくだけでよい。魚が道糸を引っ張れば、ピピピ・・・と道糸が出て行くから、少し走らせて今度はしっかりとレバーブレーキの所で道糸を押さえ、ゆっくり竿を立てればアワセは完了。あとはベールを戻して巻き取りにかかる。これは劇的に楽ちんだった。ウキから目を離していても大丈夫。鈎もカンヌキに掛かっていたからタナも合っていたのだろうが、今までより仕掛けを咥えた時の抵抗が少ないせいか、魚も安心して喰いついてきたようだ。こんな簡単なことに今まで気がつかなかった。
今回ここで釣り上げた魚は、最初の一尾を除いては全てこのようにして掛けた魚だ。バラシも数回あるが・・・まず1つは2尾目の時。40センチくらいだったので抜けるか?と思ってブチ抜いたら・・・チモトで切れた。あとは「秒3回」の勢いで巻いて2回くらいバラシ。高切れも1回あった。上司はドラグリールを使っていたがもの凄い締め込みで、アワセと共にギュゥーーンとドラグが鳴り、巻く間も無くプツリと切られたのが一回あった。あれはデカそうだった。或いは石鯛かもしれない。僕は撒餌に普段使わない地アミを混ぜていた。そのせいか潮下を流している上司にイサキが連続して喰い付きはじめた。 上司の釣り座は高すぎてタモ入れができないので、「上司アワセる→僕は仕掛けを巻き取って竿を持って逃げ、その場所に上司が入る→師匠がタモを入れる」という図式ができ上がってしまった。納竿間際に尾長2枚を釣ってみせた師匠もこの時までは地グロ1枚で低迷していた。師匠は珍しく気弱になっており「俺もタモ入れだけは上手いのにのぉ・・・」などとぼやいていたのが可笑しかった。結局昨年の朝マヅメに好調だった上司は今回、グレをあげることができなかった。 少しずつ強くなってゆく風が、僕の気持ちをはやらせた。時刻は22時。「このままではラーメンを食べれなくなってしまう・・・」いやしい僕はバーナーに火がつくうちに湯を沸かし、ラーメンを食べた。食べ終わる頃にはさらに風が強くなり、船が近寄ってきてポーターが「大丈夫ですかあ〜?!」と叫び、師匠は「大丈夫〜!!」と応えた。嫌気がさしたが仕掛けを入れるとイサキが釣れた。さらにもう一尾。喜ばれるお土産を釣り、僕はもう、思い残すことが無くなった。24時頃、風と波でどうにもならないので3人で竿をたたみ、荷物と共に高い所に移動し身を屈める。 船はライトを点け、中岩を照らす。見ると7メートルはあろうかという釣り座の上を波しぶきが飛び越えているではないか。船はそのまま監視モードに突入。中岩の釣り人はびしょ濡れ。昨年と風向きが逆なので南岩は上手い具合に波を逃れたが、中岩の当事者としては生きた心地もしなかっただろう。ちなみに離れた所にある北岩でもこの時、荷物が流されたりして大変だったらしい。早く撤収してくれれば良いのに・・・と思う反面、このまま岩の上で過ごすのと、揺れる船で酔うのと、どっちが良いだろう?という迷いもあった。船でも同様の迷いがあったらしい。今回収するか、風が治まるのを待つか。長い時間が流れた。 2時近くになって、これ以上時化たら回収困難ということで、ようやく撤収!かと思いきや「折角来たのに気の毒だから」と「男女群島で朝マヅメ」を狙うことになってしまっているらしい。3時ごろ男女群島に着きポーターが声を掛ける頃には、僕は酷い揺れですっかり船酔いしていた。師匠も寝転んだまま起きて来ない。うぅ・・・気持ち悪い・・・もうエエで・・・。どうも磯で食べたラーメンが、重く胃壁を圧迫しているらしい。「どうせ男女群島じゃ魚は喰わんわい。男女群島なんかいつでも来れるわい。」いつでも来れる訳はないのにそんな気分になってくるから、不思議だ。すっかりサボる気になっていたのだが磯に上がれば気分も晴れるかという思惑もあり、上司に連れられて磯に上がることに・・・。ここでの釣りは特筆すべきものでもないだらう。 僕達が肝を冷やすような今回の時化で、風速6メートル、波高3メートルというのだから、本当に天候の良い時しか鳥島に上がれないというのが良く分かる。釣り人が上がれない時が多いから、大きな魚が残っているわけだわぁ。 釣果5月23日午後17時〜5月24日0時30分
5月24日4時〜8時30分
60センチはもとより50センチの壁も越えられず…でも、楽しかったです。
せいいちさん、本当に楽しい釣行記でした。ありがとう♪
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