初めての釣具選び

初めての釣具

釣り道具・基礎の基礎

釣りを始めるためには釣り道具が必要ですが、数がとても多いので覚えるまでは大変です。その多さときたら、数あるホビーの中でもトップではないでしょうか?しかし覚えないと、買い物ができません。まずは最低限必要なものをピックアップしましたので、用語を覚えがてら、買い物の準備をしましょう。 

仕掛けは魚を釣る道具

釣りには竿とリールが必要というのは、釣りを知らない人でも分かると思います。リールというのは糸を巻く糸巻きのことです。この竿とリールに加えて、鈎とか糸とかオモリ、ウキなど、魚を釣るのに必要な小物を組み合わせたものを仕掛け(tackle)と呼びます。

左図はウキ仕掛けの一例です。仕掛けはこの全体を指すと書きましたが、一般的に会話で使われる場合は、道糸に取り付けられるハリスやウキなどの小物を指すことが多いですね。例えば胴付きメバル仕掛けや、アジを釣る市販のサビキ仕掛けは、図のサルカンより下の部分に取り付けて使われる仕掛けです。

仕掛けの種類は膨大で、魚種の数以上にあるといっていいでしょう。仕掛けをあれこれ工夫するのも釣りの楽しみです。

仕掛けを構成する基本パーツ

竿
釣りというと一番イメージする道具がこの竿ですね。日本ほど多種多様な竿が作られている国はありません。釣り方や対象魚別はもちろんのこと、釣り人の趣味嗜好に合わせた感性重視の竿もあります。価格も980円から10万円以上まで網羅されています。始めのうちは何を選べばよいのか迷うはず〜先輩や店員さんに相談しましょう。材質はグラスファイバー製、カーボン製、竹製とあります。現在では軽量で反発力に優れるカーボン製が主流です。

リール
釣り糸をくるくる巻き取る道具です。これも色々な種類がありますが、エサの付いた仕掛けを遠くへ飛ばせるスピニングリールと、巻く力が強く糸によれ(らせん状の巻き癖のこと)が入りにくい両軸リール(ベイトリール)がよく使われます。初心者には扱いやすい左図のスピニングリールがお勧めです。

道糸
ややこしいのですが、糸には二種類あり組み合わせて使います。リールにぐるぐる何十メートルも巻いておいて、魚の居場所までエサを届ける役目をするのが道糸(ライン)です。ナイロン製が一般的で、見やすいように色が付いています。この道糸には鈎は結びません。

ハリス
鈎を付けるのは専用の糸でハリスといいます。透明のため魚から見えにくく強度も優れた高級品です。高価ですから短く切って使います。昔は蚕からとった絹糸を撚り合わせて作りましたが、ハイテク時代のいまはフロロカーボン(透明の炭素繊維)が主流です。

エサを付け魚の口に掛けるのが鈎の役目です(フック)。鈎は細くても丈夫な材質の鉄で作られており、小さな鈎でも驚くほど大きい魚を釣ることができます。日本の鈎メーカーは優秀で世界中に輸出されています。鈎にはカエシ(あるいはモドリ)といって、いったん刺さった鈎が抜けないように銛の先のようにカギ状に加工されています。ですから手に刺さったりしても、洋裁の針のようにはすぐ抜けません。くれぐれもご注意!

オモリ
鉛でできた釣り専用のオモリ(ウェイト)です。鉄より比重があるため、小さくても重さがありコンパクトです。柔らかいから道具を傷めにくく、海水にも錆びないという優れものです。大きい物は6角オモリとか、小さいものはジンタン、ガン玉 などと呼ばれています。オモリの用途は魚のいるところまでエサをすばやく届けるとか、潮の流れに逆らってエサをその場に止めておくとか様々です。

ウキ
漢字で浮木(フロート)。軽い木やプラスチックでできています。魚がエサの付いた鈎をくわえて泳ぐと、糸が引かれてウキが沈み、魚がエサを食べたことがすぐ分かる仕組みです。ウキをつけないとエサや糸はその重みでどんどん海底に沈んでいきますが、ウキを付けるとその浮力でエサが沈まず、一定の深さをキープできます。

エサの付いた鈎を一定の深さ(タナ)に止めておくためにはウキ止め糸という小さなパーツを使います。ウキは見やすいようにカラフルな塗装を施しており、見た目が可愛いいため、つい買ってしまう悪い子です。

サルカン
道糸とハリスや、ハリスとオモリをつないだりするのに使う小さな連結金具(スイベル)。直接、糸同士を結ぶ方法もありますが、初心者はこれを使った方が丈夫で確実。くるりと回転するように作られており、糸のよれが少なくなる工夫がしてあるため、撚りが戻る=ヨリモドシという言い方もある優れものです。ワンタッチで脱着できるスナップがついたスナップサルカンというのもあります。取付が便利ですので市販仕掛けに使われています。写真はほぼ原寸〜とても小さいですね。

タモ(玉網)
タマともいいます。魚をすくう網です。よほど強い竿と糸でなければ、大きい魚を海から引き揚げることはでいません。結構高いものですから、つい始末して買わない人もいるようですが、そんなときに限って大物が掛かるものです。「タモ貸してくださぁい!」と泣きつかれたことが、過去何回もあります(笑) 余裕が出来ればすぐに購入して下さい。海に落ちた帽子を拾ったり、泳いでいるカニをすくったり、本来とは違う便利な使い方もできます(笑)

仕掛けだけでは釣りに行けない

さて仕掛けがあれば魚は釣れます。が実際には、魚を入れるクーラーや、バケツ、餌、道具を入れる収納ケース、さらには懐中電灯、防寒着やお弁当など、釣りには様々なものが必要です。こういったものは、直接魚を釣るのに必要な道具ではありませんので、仕掛けとは呼びません。しかし快適に安全に釣行するには、欠かせない用品ですから、おいおい揃えていくようにしましょう。