![]() |
磯釣り専科 |
円すいウキのそろえ方ウキフカセといえば、磯釣りで上物を狙うときの釣り方です。昨今はその合理性から波止でもよく見られる釣法になってきました。たくさんの円すいウキを駆使する釣りですから、セッティング(ウキの揃え方)が非常に大事になります。波止釣りや棒ウキ使いの人にも参考になると思いますので、今日は磯釣りにおける円すいウキの基本的な揃え方を書いてみましょう。 たくさん必要なわけ…
これはひとえにフィールドの違いです。磯は地形が複雑かつ潮当りがよいため、波止よりはるかに仕掛けに様々な要素が求められるためです。水深や流れが一定でエサ取りも少ない、おまけに休日は混むため、仕掛けを流せる範囲が限定している波止とは、ずいぶん条件が違います。また波止は人工的なものですから、多少釣り場を替えても条件が大きく変化しません。当然使うウキも自ずと限定されてくるのです。笑魚の場合、波止では夜釣りを含めても10種程度しか使いません。 これが磯になると、釣り場でずいぶん変わります。内海と外海、太平洋岸と日本海でも流れの様相がずいぶん違いますし、同じ釣り場でも湾内と湾外では全く違います。つまりウキに要求されることが、多種多様な条件となるわけです。また磯では波止に比べると、制約が少ないため100m沖を釣ることもあります。一般的な磯釣り師なら、20個以上はいつも携帯していると思いますし、それ以上という磯釣り師も珍しくありません。 揃え方の基準ウキの揃え方については、人によってそれぞれ考え方がありますし、対象魚やその人のホームグラウンドによっても変わってきます。ですから、これがベストというセッティングはありません。ただ共通するポリシーはあります。釣り座からウキまでの距離(遠投性=自重)と狙うタナ(余浮力=背負えるオモリ)の組み合わせが、基本となります。小さく軽いウキほど感度が高く足元用になりますし、重たく飛ぶウキほど沖を攻めるウキになります。具体的に笑魚の上物用セッティングを例にとって説明しましょう。
このセッティング例は環付ウキ・棒ウキ共に兼用です。ここに上げただけでも、24個あります。よく使うウキはなくすことも多いので、スペアを用意しておくとすぐ30個ぐらいになります。おまけに釣り場に合わせた形状のものや、、2段ウキ用の専用飛ばしウキ、アタリウキ、水中ウキなども揃え出すと、最低50個くらいは持って携行します。その他衝動買いやコレクションなどもありますから、磯釣り師の道具箱にはウキがごろごろ転がっています(笑) 揃え方のヒントウキもそこそこの物を必要な分、ちゃんと揃えると竿より高くつきます。ですから必要な物から買いそろえていきましょう。まず…
円すいウキを揃える上で大事なことは、浮力バリエーションよりも、サイズバリエーションを揃えると云うことです。同じ浮力でもS・M・Lと3サイズ揃えることが、ポイントを攻める上でとても大事だと思っていて下さい。ウキ下はオモリにかかわらず調整できますが、攻めたいポイントを攻められなかったり、悪天候下で小さいウキしかなければ、釣りにならないからです。 釣りが分かってくると、使う糸やその時の状況に合わせて、おなじ浮力のウキでも違うアイテムを使い分けたりするようになります。ちなみに私の場合、グレ釣りに行くときは、浮力0〜G2のウキだけでも、10個以上釣り場に持参しています。 市販品の棒ウキの場合は、あまり細かいバリエーションセッティングは難しいと思います。しかし皆さんご存じの遠矢ウキは、サイズ・浮力共に非常にバリエーションが豊富です。価格も比較的安いですし、店頭になければ取り寄せてくれるでしょう。近年は磯専用バージョンも出ています。また、釣研も魅力ある棒ウキ製品を出しています。2〜3シリーズ組み合わせると納得できるセッティングが可能です。またご当地に合わせて、地元のウキ作者が作っているウキも地方の専門店で売られていることもあります。棒ウキ派なら「おぉ〜」といわせるセッティングに、ぜひ挑戦してみて下さい。 形状については、好みでよいでしょう。基本的な性能がちゃんとしているものなら、釣果に差が出るほどの差はありません。しいていうなら、サラシが多いような釣り場では、余浮力がありどっしりしたウキ、凪場でチヌ狙いが多い方なら、スリムで感度に優れたウキが使いやすいはずです。始めはあまりこだわらず、あくまでも自分が気に入ったものを揃えて行けばよいのです。ウキの善し悪しが分かるようになったら、ぜひ名人ウキを使いこなして下さい。自分のお気に入りのウキに出会ったときは、ウキ釣り師にとって何よりの喜びです。
|
|