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磯釣り専科 |
水中ウキの秘密 コマセとサシエは生き別れ?フカセ釣りの真髄は、サシエとコマセの同調と云われています。沈降速度が1分あたり1m前後というオキアミの軽い比重を考えてもお分かりのように、重い仕掛けに付いたサシエと、完全フリーのコマセを会わせるというのは、大変な潮読みの技術を要求されます。風が強い、潮が速い、地形が複雑と云う悪条件下が多い磯釣りで、ここら辺をピッタリ読むことが出来るようになれば、即トーナメンターの資格ありです。 「打ったコマセはサシエの近くにあるはず〜喰わんなぁ〜魚がおらんなぁ」と口が出るのは、初心者ならずとも釣り師の思い違いということも多いのです。実際は以下の図のようなケースが多いと云えましょう。
離婚の原因!サシエとコマセが生き別れになる原因をまとめてみましょう
水中ウキのメカニズム水中ウキの誇大広告? 答えからいうと、これは必ずしも正しくありません。コマセが潮と同調しない原因を上に上げましたので、水中ウキを付けたからといって、問題点が解消するわけでないということは、賢明な読者ならもうお分かりですね(^^)b では効用はないでしょうか? シーアンカーじゃ! 水中ウキはこのシーアンカーと同じ作用をするのです。海面のウキを船と考えて下さい。ウキは風の影響を受けて流されようとしますが、水中ウキが海中から制動をかけるため、流され方が少なくなります。少しでもコマセの流れから離されまいと云う点では、役に立つことになります。※写真はプラスチモ社製シーアンカー 市販水中ウキの問題点水中ウキの効用がお分かりいただけたでしょうか。流れを掴むと云うよりは、気ままなウキに制動をかけるという性能を、よくご理解下さい。 が問題もあります。総じて市販の水中ウキは小さすぎるのです。役立つ大きいサイズを販売しても、大きいウキでは抵抗が大きい=喰いが悪い?という釣り人の先入観のため、売れないのかもしれません。しかし私の検証では、最低でも使っているウキと同じサイズくらいのものは欲しいですね。 小さい水中ウキは役に立ちません。数字的に検証してみましょう。大ざっぱですが水圧による抵抗が仮に投影面積に比例するとみて… 例)ウキ4cmφ、水中ウキ2cmφ、ハリス道糸2号水面下4ヒロの場合ウキと糸の投影面積=2*2*π+0.0235×600=12.56+14.1=26.66cm2 水中ウキの投影面積=1*1*π=3.14cm2 仕掛けがどんどん流されるような悪条件下で、この程度の抵抗を付加しても役に立たないと云うことは、いい加減な数字で恐縮ですが、何となく分かっていただけたでしょうか。 ではアタリウキと同じサイズを、2個付加してみたらどうなるのでしょう? 大型水中ウキの投影面積=2*2*π×2個分=25.12cm2 これぐらいになると、かなりの効果が出ます。昔話になりますが、ある競技会のことです。その日は凄く風が強くて釣りにならず、手持ちの水中ウキでは、全然歯が立ちません。普段なら諦めるのですが、競技会なのでどうしても一匹釣りたいのです。仕方がないので、大きめの0のウキにオモリを付け、即席の水中ウキにしました。それでも流されます。やけくそで、もう一つ同じものを追加した途端、仕掛けの流され方が激減しました。それからは渋い喰いアタリが続き、結果として皆さん貧果の中、そこそこの成績を納めることが出来ました。 それまでも水中ウキは大きくないと意味がないなぁ〜と何となく思っていたのですが、サイズに対する偏見がやはりありました。この出来事があってからは、手持ちの水中ウキはすべて倉庫行き〜むしろガン玉次第で、沈降性能を変えることのできる0のウキが扱いやすく、大きいだけ性能もはるかにいいということに気が付いたのです。が、オモリ使いのできない初心者にはお勧めしません。
余談)皆さんウキのサイズにはシビアですが、糸の太さはどうですか。上記の数字からお分かりのように、糸はウキ並み、あるいはそれ以上に抵抗があるものなのです。細くすると感度が上がる反面、太くしても大きいウキに交換したのと同じ理屈で、潮のりがよくなります。以前「太ハリスに変えた途端、喰ってきた?」と首をかしげていた釣り人がいました。おそらく、このことが原因ではないでしょうか。 水中ウキのむつかしささて、水中ウキ本来の役割をご理解いただけたと思います。では風の強い日に使えばよいのかというと、必ずそういいきれない所が水中ウキの難しい所です。図をご覧下さい。表層流が海面下10cm程度ならよいのですが、上潮と底潮の流れが異なる二枚潮と呼ばれる流れになるとやっかいなのです。ウキメーカーにもよるのですが、ウキと水中ウキの間を30cmぐらいにせよという指示が(※注)書かれていることがあります。しかしウキ同士の間隔が少ないと、本来底潮を掴みたい水中ウキが逆に上潮を掴んでしまい、ますますポイントから離れるという悪現象になります。これでは本末転倒ですね。
長い間、このウキ間の距離については疑問を思っていましたが、徳島の著名な磯釣り名人とお話しする機会があり、この問題を話したところ「一般的に、釣り人は水中ウキを上に付けすぎやね。ほなけん最低でも1〜2ヒロ離さんといかんじゃろぉ」ということで、我が意を得たりという思いでした。
※注)直結して使うことの多い円すいウキでは、水中ウキを楊枝で留めることが多い。そのためウキから離すと扱いにくくなる。棒ウキでは、大抵サルカンで止めるようにするので、ハリスの長さで位置が決まる。 活用・水中ウキ最後に水中ウキの活用についてまとめてみましょう(^^)b
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