海と魚のお話

海と魚のお話

ブヨ(ブト)は怖いぞ!

野外レジャーで不愉快な害虫といえば、まず頭に浮かぶのがヤブ蚊、次に、このブヨをあげる人が多いと思います。ブヨは地方によってはブトとかブユとか呼ばれて、忌み嫌われる存在です。ブヨ嫌いの読者の方(笑)からリクエストがあったので、今日はこの話題を取り上げてみます。

ブヨ
社団法人日本皮膚科学会から拝借しました。

ブユはハエより若干小さく、体長3〜5mm程度の吸血性の虫です。幼虫は小川や渓流で育ち、綺麗な水辺を好むため、蚊と違って都会ではあまり見かけません。夏場のキャンプ場や渓流、ゴルフ場で刺された経験のある人は多いはずです。かくいう私も子供の時さんざん刺されています。発生するのが6〜7月と釣りのシーズンと重なりますので、釣り人の天敵です。ちなみにブヨに刺されると「ブヨ刺症」と呼ばれ、立派な?治療科目だそうです。

ブユは刺されると猛烈に痒いだけでなく、人によっては激しい痛みを生じたりいつまでも腫れが残ったります。リンパ管炎やリンパ節炎を併発し、歩行困難になるというような症状が出ることもありますので、アレルギー症の人は特に注意しなければいけません。

「げっ!」刺されると・・・

  1. チクッ!と痛みが走ります。足、特に露出したスネ回りを刺されることが多いようです。靴下をはいていてもお構いなしです(汗)
  2. 痛みの原因は蚊のように刺すのではなく、囓る!からだそうです。ムカデと同じですね、恐いわ〜。
  3. 囓りますので、当然血が出ます。通常たいした血は出ませんが、ケースによってはかなりの出血が見られることもあります。
  4. 蚊と違って、その時はあんまり痒くありません。「あぁ〜やられたなぁ」というぐらいですが、次の日あたりから、刺された周辺が赤く腫れ、猛烈に痒くなってきます。
  5. 患部が熱を持ち、しこり(痒疹結節というのだ)ができます。後はひたすらかゆみと痛みに耐えるだけです。1週間ほど続くケースが多いようですが、最悪ではなんと数ヶ月の治療が必要だったという実話もあります。
  6. 個人差もかなりあるようです。私はブヨに対するアレルギー症状が出ず、たちの悪いヤブ蚊にやられたという程度ですが、友人たちの話では蚊とは比較にならん!というのが相場ですね。小さいお子さん連れのパパは、特に注意しましょう。

対策

半ズボンは辞め、しっかりした生地のズボンを
頭を狙ってくる蜂と違って、足元を攻めるのがブヨの特長ですから、できるだけ、厚手のズボンを履くことです。もっともズボンの上からやられたという話はしょっちゅうですが…

虫除けスプレーを使う
はっきり云ってあんまり効果はありませんが、しないよりはした方がいいのは事実です。虫除け効果の持続時間は短いので、釣りに夢中になりすぎず、まめにスプレーしましょう。

  1. 木酢液を薄めて塗るといいという話があります(未確認情報)
  2. ジョンソンからブヨ専用の虫除けが発売されています。

時間帯に気をつける
蚊と同じで朝夕に出没します。特にこの時間帯に気をつけましょう。風が強いときは飛ばされますので、安心です。

刺されてしまったら!

まずは皮膚科で検診を…
症状が激しく出るようでしたら、たかが虫さされと思わず、早い目に検診に行きましょう。アレルギー症状の出る人は、特に要注意です。通常の処方は注射に加えて、抗生物質とステロイド剤、痛み止めといったところのようです。

  1. 医院へ行こう
    私自身はブヨが原因で行ったことはありませんが、夜釣りでゴンズイにやられ、車のハンドルが持てないほど痛みが激しいとき、国立病院の夜間診療で注射一発、嘘のように痛みが治まったことがあります。お医者様は神様です(釣り好きの先生でよかった♪)
  2. 患部を冷やす!
    腫れてきて熱をもったら、氷やアイスノンで冷やすと効果があります。
  3. かゆみ止め?
    ムヒやキンカンを塗って痒み・痛みが治まるほど甘くありません。やはりステロイド系虫刺されクリームがよいようですが、乱用には問題がありますので、お医者様に薬を処方してもらうか、薬局屋さんで相談しましょう。

最後に…害虫はいやだけれど
ブトは綺麗な水を好みます。ブトがいるということは自然がそれなりに保たれているということでしょう。益虫害虫は人間が決めたこと、地球が決めたわけではありません。賢く上手に共生していきませんか。