雁金
かりがね
美しい姿で空を飛ぶ渡り鳥「かり(がん)」の家紋です。漢の時代、武帝から凶奴に使わされた使者蘇武が捕虜となり幽閉されていたとき、雁に文を結び祖国に音信を伝えたという故事があります。独特の鳴き声から「よい知らせを運ぶ」「先祖との文を運ぶ」縁起のよい鳥とも考えられていました。また群れをなして飛ぶところから絆を象徴する紋としてもデザインされています(三つ雁金など)。平安時代の絵巻にはすでに紋様として用いられていますし、源平盛衰記には平忠度が遠雁の紋を打った鞍を用いたと記述されています。有名なところでは柴田勝家がこの雁紋を用いています。雁と云えば細長い首が印象的ですが、家紋の雁は雀のようで可愛く、ユーモラスさもある家紋です。

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